「忘れん坊のフーロンはいつも何かを忘れてる。何かをずっと忘れてる。何かを探していたのかな。誰かを探していたのかな。何を忘れてしまったか、それすら遠くに忘れてきちゃった。全部忘れたクーロンは、話の順序も忘れてしまった。誰か助けてくれるといいのだけれど。」
絵本は本来、決められたシナリオに沿って物語が進行していきます。当然何度読み返しても決められたページで同じ奇跡が同じ形で起きることになります。それを果たして奇跡と呼ぶのか。その疑問から本作品を制作するに至りました。本作品ではルーズリーフノートの機構を採用し、各ページの順序を変更できるよう設計されています。本作品を読まれる皆さんが思う最高のオープニング、エンディングを皆さんの手で作り出していただきたいと思っています。
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